美しさ機能性を兼ね備えた和風モダン建具

和風モダンという言葉があります。

伝統的な日本の工芸にモダンさを融合させたもので、世界中から注目されています。

日本の伝統工芸にそれほど興味のなかった人でも、そこにモダンさを加えることによって目を惹くものに生まれ変わります。

そんな和風モダンな建具やインテリアを作りづけているのが、石川県小松市にあります指物屋です。

指物屋が手掛ける建具デザインの特徴は、釘などの接合道具を使わずに木と木を組み立てていくことです。

そのために見た目が大変美しく仕上がると共に、一つ一つの中に驚くべき伝統技法が込められて一つの作品が仕上げられていきます。

これは熟練した経験豊富な職人しかできない匠の技なのです。

もともと日本家屋には、「塵返し」や「敷居桟」などの様々な生活の知恵や工夫が織り込まれています。

これらは見た目には分かりにくいのですが、それがあるのとないのとではまるで違ってきますし、長く使いこむうちにその良さも光ってくるものです。

たとえば「敷居桟」というのは、障子の下部の下桟を框の端まで伸ばす組み合わせ方の事で、これにより敷居の溝を傷めず、すべりをよくする効果を得ることができます。

それと共に切り口の露出が小さくなることで、建具自体も傷みにくくなります。

このような見た目の美しさだけでなく、機能的で長く使い続けることができることも建具デザインの重要なポイントであると指物屋は考えているわけです。

一つ一つの説明に耳を傾けていくと、商品の価値が一層深くわかるようになることでしょう。